78 ぶん、ご心配かけまして

とめ  お帰りなさ~い、兄ちゃん。
ぶん  ああ、とめ。やっとデキモノ切除の傷跡の抜糸してきたよ~。ふう~。
とめ  お疲れさん。で、どうだった? 検査結果。
ぶん  悪性腫瘍じゃなかった。脂肪腫だって。
とめ  何それ?
ぶん  おれ、デブだから、体の中にいろいろ油分がたまるんだろ。
とめ  そんなあ。あたいもデブだよお。
ぶん  お前はまだ若いからな。歳取ると、いろんなコトがあるんだよ。
とめ  ふ~ん。じゃあ、母ちゃんもそうなのかなあ。 
ぶん  あのヒトは飲んべえだから、肝臓こわすかもね。
とめ  母ちゃん、機嫌よさそう。兄ちゃんのおデキの結果が判って、安心したんだ~。この10日間浮かない顔してたもん。
母ちゃん  本当さ。仕事が手につかないほどだったよ。ところでアイツは?
ちび  しゃーっ
とめ
  あ、姉ちゃん、またやってる。
ぶん  おれが病院から帰ってくると必ずこうなんだから。
母ちゃん  実は、病院行く前、ぶんをキャリーケースに入れる段階で、すでにああなってるんだよ。
とめ  へえー。じゃあ、病院のニオイが原因じゃないんだ。
ぶん  何かヘン、いつもと違う。そういう雰囲気を感じ取るんじゃないか。
とめ  難しいヒトなんだね、姉ちゃんは。
母ちゃん  これが、地震予知能力があって騒ぐ猫っていうのなら、利用価値は高いんだけどねえ。TVに出して、あたしが稼ぐ。
ちび  しゃーっ。ぱしっ(猫パンチ)。
母ちゃん  いてっ。

  

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