111 赤とんぼ
母ちゃん 夕焼け小焼けの赤とんぼ~♪
ぶん 母ちゃん、何歌ってんの?
母ちゃん 負われて見たのはいつの日か~♪
ちび だめだよ、自己陶酔してる。それにしても、オンチだなあ。
とめ ・・・あたい、何だか悲しくなってきたよ。
ちび 何だよ、とめ。いつものオマエらしくないね。
ぶん そう言えば、この中で親猫の顔を覚えている者はいないからなあ。
母ちゃん この頃のガキは、こういう歌を知らないから、ダメなんだっ!
ぶん 母ちゃん、いきなり何キレてんの。
母ちゃん 昔の唱歌や童謡はね、人情の機微や季節感が盛り込んであって、歌えば自然にそういうものが感得されるようになってたんだっ。それをだな_。
ちび 唱歌なんて、今の中年以下の世代も知らないみたいだよ。
母ちゃん 家庭も学校も社会全体も、そういう情感を軽視してきたんだ。そのツケが、もう回ってきてるんだよ。
とめ うえっ、グスン。あたい、今日だけは母ちゃんに味方する~。
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