117 人間の子供と猫

カシカシカシカシ・・・
母ちゃん ん? 何、あの音。
ちび   とめが窓ガラスぶっ叩いているんだよ。
ぶん   雪のひらひらが舞い落ちてくるだろ、それを狙って。
とめ   うんにゃろ、こんにゃろ。
ちび   あそこまでバカとは知らなかったよ。
母ちゃん ちびは興味ないのかい?
ちび   当たり前でしょ、オトナだもん。
母ちゃん ぶんは?
ぶん   雪って冷たいから、想像するだけでもイヤ。
母ちゃん うふ。人間と同じだなあ。子供は寒いのへっちゃらで雪合戦や雪だるま作りをするんだよ。とめも外に出られたら、楽しむだろうになあ。
ちび   あのね、母ちゃん。想像ブチ壊して悪いんだけど。
母ちゃん ん?
ちび   とめは、雪のひらひらのこと、花鰹が降ってくると思ってたんだって。母ちゃんがよくそうやってゴハンの上に花鰹降らしてくれるでしょ。

 確かに、とめはベランダに出て、雪に何の味もついていなのが分かると、ゲンキンにもそっぽを向いてしまいました。

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