125 ちびと雷
午前3時: ピカッ、ガラガラ、ドッシャ~ンッ!
母ちゃん ん? 何だ、何だ~。
ぶん 母ちゃん、落雷だ。この近くだよ。
母ちゃん ふぁ~、眠い。うわぁ、稲妻のせいで昼間みたいに明るいな~。
とめ 何のんきなこと言うとるんやっ。姉貴が大変なんやで!
母ちゃん ちびがどうしたって?
ぶん 腰を抜かして立てないらしいよ。
再び: ガラガラ、ドッシャ~ンッ!
ちび う~。
とめ 早う介抱せんかいっ。
母ちゃん 大丈夫だよ、雷にビックリして目を回してるだけだ。
とめ 母ちゃん、そない薄情なオバンやったんか!
ぶん とめ、落ち着きなよ。
母ちゃん おまえ、猫仲間にはずいぶん優しいんだなあ。
とめ 当たり前やんか。
ぶん その割りに、拾ってくれた母ちゃんには爪を立てたりしてるよな。
とめ ・・・何や何や、姉貴のこと心配しとるだけやのに、寄ってたかってあたいを悪者にして~!
日頃が日頃なだけに、真情も空回りするとめなのでした~。
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