寒かった今年の冬も終わりに近づき、春めいた陽ざしに心が浮き立つのを感じると同時に、妹ムスメが発情を迎えた。 自然の摂理は恐ろしい。 毎夜、悩ましげな大声で鳴く。 忘れもしない、去年の9月11日、アメリカの同時多発テロ記念日に拾った子猫が、である。 まだ推定6ヶ月半、人間で言えば、中学1年くらいじゃないか! そういえば、最近、顔から愛くるしさが消えて、なんだか小生意気な表情を浮かべるようになっていたっけ。
ウチは集合住宅の一室なので、階下やお隣りに鳴き声が聞こえたらどうしようと思い煩う。 そういえば、姉ムスメの発情の時も、こうして悩んだよなあ。 私はそのつど寝不足になって毎日の仕事に支障をきたすのである。 (姉娘の避妊手術は当然済ませている)
すぐ、獣医に連れて行って避妊手術をしてもらえばいいじゃないか、と言われる方々に
申し上げる。 発情期只中の手術は出血が多く好ましくないという説もあるのだ。 では、その時期を予測して事前に手術させればよかったのだと反駁されるかも知れないが、それは難しい。 個体差だけでなく、その年々の季節の変動が絡んで、複雑きわまる。 おまけに飼い主はフルタイムの仕事を持つ1人暮らしで、手術後の手当てが必要な何日かを看てやることもできない。
あれこれ考えていると本当に頭が痛い。 人間の子供は電車の中や街頭で騒いでも、学校で大暴れしても、昨今は注意する人が少ないのに。 ちゃんと親の躾が行き届いていれば済む話なんだけど・・・
この地球は、人間だけのものなんですかねえ。 この地球をこんなに住みにくい星にしてきたのは人間なのに・・・
ついグチを言ってしまいました、ゴメンナサイ。