猫は犬と共に、有史以来何千年、人間の暮らしの中で生きてきた動物である。 古代エジプトの出土品に猫の立像があることからも、その「のれんの古さ」は知れよう。 猫はライバルの犬とは違い、四六時中人間の関心を引き付けようとはしない。 むしろ、勝手気ままに我が道を歩んでいるように見える。 (ワンさん、ごめんね)
陽だまりで大あくびをしてくつろいでいる猫を見ると、日々あくせく右往左往している人間は、やっかみ半分、「ちえっ、いい気なもんだ」と思わず悪態をつく。 猫にしてみれば、人間が八つ当たりをしているとしか思えない。 (このことは、すでに明治時代、夏目漱石サンが指摘している)
ただ、面白い現象がひとつある。 大の猫嫌いであったヒトが、ある時を境に、クラッと猫好きになることがある。 しかも、これは男性に多い。 飼い主とはある程度の距離を置き、戸外で出会っても「オマエなんか知らないよ」みたいな顔をしている猫が、ここぞという時には思い切り甘えかかる。 もしかして、猫は男性の理想的なパートナーなのかも知れないなあ。 これは、昔からオトコかオンナか定かでない私のほざいていることでありますから、人間の女性の皆さん、大目に見て下さいね。 ←ご覧になってからここをポチッと
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