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今日は、私の職場の同僚の話をしたいと思います。 ５０代のオジサンで、幅広い趣味を持っているユニークな人物です。 ある分野で数カ国にわたる特許をとり、本気で製品化して儲けようと思えば出来るのでしょうが、現在携わっている本職の方もイヤではないらしいのです。 本職の方もキッチリこなしていて、「特許で儲けたら本職は即辞める」という言葉を、どこまで信じたらよいのか、私たちも分からないのです。
この人の特徴。 カラリと物事の本質を言い当てはするが、決してワルクチにはなっていない。 どんな逆境に陥っても愚痴は言わず弱音も吐かない。 嘘はつかないがホラは吹きまくる。 自分や他人を元気にするためのジョークはいくらでも飛ばす。 この人、仮にＵ氏としましょう。 Ｕ氏のところへも、よくセールス電話がかかってきます。 たとえば、「家賃収入を得るためのマンション購入」なんか多いですよね。 その時のＵ氏のセリフはこうです。
「えっ。 カネが儲かる？ ウチはカネが余って困ってるんだ。 昨日も札束の山が崩れてきて窒息死するところだったんだよ。 がははは」
相手は呆れ返って電話を切ってしまうそうです。 Ｕ氏はこのセリフを言おうと、てぐすね引いて待ち構えているそうですが、この頃はこの種の電話がかかってこず、寂しい思いをしているとか。 私たちにもこの撃退法をしきりに勧めるのですが、我等凡人には簡単なようでいてなかなか出来ないことなんですね。
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