136 母ちゃん、バカ~
母ちゃん ただいま~。ふう~~。(5月連休中のある日の夕方)
ぶん どしたの、母ちゃん?
ちび かなり疲れてるようだね。
とめ だから言ったやないか。せっかく退職したのに、そんなキツイ仕事引き受けんなって。
母ちゃん ああ、どーせ、私はバカだよ。うまく世渡りできない人間の典型だよ。悪かったな。
ちび 連休なのに出勤なんだね。ご苦労様。
母ちゃん それはそうと、お前たち、母ちゃんの留守中、大人しくしてたか、あ~ん?
ぶん オレは一家の総領として、ちゃんと・・
とめ 嘘つけ、兄貴、家じゅうの紙を破りまくって遊んでたやないか!(重要な書類は隠しておくのでOK)
ぶん おまえだって母ちゃんの座布団にオシッコ垂れてたじゃないか!(たいへん臭い)
母ちゃん まあまあ。お前たちが元気ならいいんだ、今回は許す。
ちび 母ちゃん、甘いよっ。叱ってよ!
母ちゃんはまた働きに出て留守が多いので、猫たちに負い目があり、つい彼らのイタズラも大目に見てしまいがち。いい子で留守番してるのは、元来マジメ一方のちびだけのようです。
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