母ちゃん(飼い主)の奮闘記【一覧】

 天国のぶん、とめを叱る
天国のぶん: こらっ、とめ! とめ:    へい、あ、兄貴で。お久しぶりです~。 天国のぶん: おまえ、甲状腺の病気なんだってな。 とめ:    え、まあ、たいしたことないんで。 天国のぶん: それで...
 3年ぶりの更新です
ご無沙汰しました、3年ぶりです(トメ)
 149 トメです
    とめです。ご無沙汰しています。皆さまお変わりないですか。今年が、天災人災のない良い年でありますように。  半年前、突然、姐御が遠い国へ旅立ちました。母ちゃんが病院に連れて行ったけど、間...
 健気なトメ
    トメは、飼い主にとっては、けっして良い猫とは言えない。抱っこしようとすると私の手を引っ掻いて逃げる。気に入らないことがあると、布団・座布団にオシッコを垂れる。ただ、姉貴分の猫・チ...
 ぶんのルーツ判明
 ぶんが旅立って1年。残された飼い主と猫2匹は、ショックから立ち直るのに時間がかかり、いつも誰かが体調を崩していた。今はちびが通院中である。    10月の某日、ちびを病院に連れて行った帰り道、キャ...
 ぶんの想い出(5)
 ぶんは、人にも食べ物にも好き嫌いを示さない猫であった。    いつの頃からだったろう、ぶんが接待猫となったのは。たぶん、私があまり構ってやらないものだから、お客にすり寄っていくようになったのではな...
 ぶんの想い出(4)
  ぶんは「ヤギ猫」だった。とにかく、紙と言う紙を噛みちぎるのである。家の中に、無防備に大切な書類など置けなかった。朝目覚めると、枕元の読みかけの本から、何ページかが消えていたことなど、しょっち...
 ぶんの想い出(3)
  人間関係以上に複雑な「猫関係」に驚いた私であるが、それ以上に猫の世界の「仁義」を知って感無量であった。 まず、食事時。3つの皿に盛ったフードを床に置くと、ぶんが真っ先にやって来て顔をつっこ...
 ぶんの想い出(2)
 三番目の拾い猫は、飼い主の、「もうこれ以上拾えない、ストップだぁ」の思いを込めて、とめと名付けられた。しかも、綺麗なトラ縞のちびと違い、何やら判然としない色・模様でぶさいくな顔だち。    こ...
 ぶんの想い出(1)
   西暦2000年の秋、休日。集合住宅の駐車場に行くと、私の車のバンパーに雄の黒猫(生後5か月くらい)が乗っていた。急いで家に帰り猫缶を携えて駐車場に戻ると、彼は待っていて私の手から餌を食べ、...
 144  レクイエム
 昨年9月、ある日突然、「ぶん」が遠い国へ旅立ちました。 苦しそうな声をあげてから15分。 この事実を受け止められぬまま、翌日仕事を休んで荼毘に付しました。「ぶん」を知っている知己が3人、火葬場に...
 オトコって、猫も人間も・・・
 7月某日。数年前、「黒猫ぶんの子育て日記」にお便りを下さり、それがご縁でお付き合いをさせて頂いている新潟のEさんが、我が家に立ち寄られた。3匹の拾い猫、兄貴株のぶん、姐御のちび、三下のとめ、以上...
 都井岬の馬と宿
 11月の連休に宮崎県の都井岬を訪れた。日本では珍しい野生馬の棲息する地である。宮崎空港から車で約2時間。岬までの道の大半が左手に太平洋を望み、道路沿いには亜熱帯の植物が居並んでいる。「わき見運転...
 平成の浮世風呂
   私は毎週土日、スポーツクラブのプールで1キロ泳ぐことにしている。ここの常連さんは60代から80代の高齢者がほとんどで、自分のペースを乱さず、ゆっくりと長時間泳ぐ人が多い。私などはほんの...
 史上最悪の猫
 物心ついて以来、私は身近に動物のいる環境で育った。とりわけ、猫が多かった。総計30匹以上にはなるだろう。皆、拾い猫やそれらが産んだ子ばかりである。その中で、今飼っているトメほど悪いヤツはいない。 ...
 爪の垢を煎じて
   相も変わらず、人間社会は幼児虐待や殺人・詐欺など、弱者をターゲットにした、目や耳を覆いたくなるような事件がいっぱいで、母ちゃんは辟易している。    それに比べたら、猫の方がずっとマシだ...
 三人寄れば派閥が生まれ・・・
 このところ、我が家の猫社会に異変が起きている。「3人寄れば派閥が出来る」とはよく言ったもので、ウチの猫どもが2対1に割れてしまったのである。  お互い血の繋がりのない3匹ではあるが、以前は寒い時期...
 悪魔が夜来る
 「悪魔が夜来る」というフランス映画が昔、あった。題名に似ずホラー物ではなくて、中世の城を舞台に吟遊詩人の恋など織り込み、叙情的なものだったという記憶がある。  何十年かを経て、今、私は、現実...
 長男・長女性格
  夏も長けてくると、よせばいいのに、我が家の狭いベランダに舞い込んでくるトロい蝉がいる。3匹の猫どもが固唾を呑んで待ち受けているのだから、たまらない。いくら母ちゃん(私)がガードを強化したって...
 ちびのフミフミ
  我が家の猫・ちびは、推定6歳、人間で言えば立派な中年女である。それが時折、寝転んでいる私の腕を、前足2本でリズミカルに踏む。 「うわ~い、無料マッサージだ」 と最初は喜んでやってもらっていたのだが...
 東日本大震災
  今回の東日本大震災で犠牲になった方々のご冥福を祈ります。また、いまだに救出されていない方々の安全が一刻も早く保障されますように。   今、この時、自分自身に出来ることは何なのか考えています...
 猫の礼節
  我が家の猫ども(完全室内飼い)と遊んでいて、感心させられることがある。たとえば猫ジャラシをチビに投げかけると、チビは物凄い勢いで飛びつき、必死で追い回す。戸外で狩が出来ないのだから、溜め込ん...
 拾ってくれた人
 昔、亡き母がまだ元気だった頃、当時の私の住まいにやってきては数週間滞在することがよくあった。狭いアパートだったが、その頃もやはり数匹の拾い猫どもがいて、母は私が仕事に出ている間、彼等の世話に追わ...
 動物のお医者さん
  いや、参りました。この10日間、ぶんのデキモノが悪性だったらどうしようと思い悩み、仕事もうわの空、情けないありさまで。中古品の我が身もこの頃いろいろ傷んできておりますが、放置してありま...
 離島の医師
    私は、今回の離島での仕事で、医療の原点にいる二人の人間の生き方を知ることになった。 前回ご紹介したゲロゲロ船旅の余波で、上陸日の深夜、重症者を島の診療所に搬送したからである。 そ...
 猫と雷様
    「地震、雷、火事、オヤジ」の中のオヤジはとっくの昔に権威失墜してしまったけれど、残る三者は依然として我々を脅かしている。 地震・火事のもたらす惨状は言うまでもないが、雷サマの害は...
 猫とは関係ない温泉話です
    作家の椎名誠氏は八丈島が大好きだ。 とりわけ、末吉の灯台の直下にある温泉宿を気に入って何度も投宿したらしい。 数年前、そのことを氏の「怪しい探検」シリーズを読んで知った時、私は嬉...
 ウチの猫は「にゃあ」と鳴かない
    猫の鳴き声は「にゃあ」と相場が決まっているものだ。 英語では”mew”(ミュー)というらしい。 これほど定着しているものに異を唱えるわけではないが、ウチの3匹の猫の鳴き声...
 オトナにならない猫実証
    もうすぐ生後2年になろうというのに、我が家のトメは子供っぽい姿のままである。 私がこれまでに飼ってきた猫の中に、こんなのはいなかった。 雌猫は生後10ヶ月も経つと妊娠可能、外見も...
 老犬と老人
    ある朝、通勤のクルマの中から見た光景が忘れられない。 歩道をおぼつかない足取りで歩む高齢の男性が犬を抱いている。 犬は白い雑種の中型犬で、飼い主よりもさらに老い果てて見えた。 目...
 読者と役者に恵まれました
    このブログを始めて、はや1年と1ヶ月が過ぎようとしています。 その間、読者から暖かい励ましや貴重なご意見を頂くことが多く、常々深く感謝しております。 また、アメリカ在住の邦人の方...
 猫は人間の赤ちゃんのおもりもする!
    昔は、「赤ん坊のいる家では猫が飼えない」と言われたものだ。 乳臭い赤ん坊に猫が噛み付くから危険、というのが理由である。 私は以前からこの説には疑問を抱いていたが、このほど、堂々と...
 「後ろめたさ」の功罪?
    以前にご紹介したことのあるワンさん・マルコ君(通称マルちゃん)の近況です。 幼少期に辛い思いをしたけれど、その後、心優しい飼い主さんに引き取られ、今は平穏な日々を送っているマルち...
 ぶんの子供返り
    年下の猫達の養育係であり、かつ彼女らに規範を示すべく行動していたぶんの様子が最近変わった。 飼い主にとっては最大の迷惑・「真夜中の運動会」の音頭はバカ子猫・トメがとっていたのであ...
 星になったききちゃん
    ききちゃんはアメリカの草原で生まれた。 大家族で集団生活をするプレーリードッグの赤ん坊だった。 だけど人間に捕獲され、親兄弟と引き離されて、日本に渡ってきた。 それからいろんな人...
 人生の達人♪?
    今日は、私の職場の同僚の話をしたいと思います。 50代のオジサンで、幅広い趣味を持っているユニークな人物です。 ある分野で数カ国にわたる特許をとり、本気で製品化して儲けようと思えば...
 かわいそうなトメ?
    あれだけ我が家でやりたい放題暴れているトメではあるが、ただ一つ、同情を誘う場面がある。 それは食事時だ。 末っ子の天真爛漫ぶり(=傍若無人ぶり)が発揮されない。    母...
 3人兄弟(姉妹)性格形成論
    人間でも3人兄弟(姉妹)というのは興味深いものだ。 一番上は、子育てが初めての両親が力み返って慎重に育てるものだから、よく躾けられた「いい子」が多い。 ただ、自分自身の判断で困難...
 神様任せ、猫任せ
    昔から、ある種の運に恵まれない。 たとえば、スーパーのレジに並ぶ時。 何台かある中で私が「ここだ!」と選んだ所は絶対に遅くなる。 前に並んでいる人のカゴの中身が少ないことを確認し...
 ハドソン河の奇蹟
    暗い世相に灯をともした出来事があった。 一人の機長の判断と能力が多くの人命を救ったのである。 米国NY、ラガーディア空港を離陸した直後の航空機のエンジンに鳥が突っ込み、飛行不能の...
 ジジのいる場所
    昨年12月に亡くなったご近所(同じマンション)の猫ジジのお骨は、火葬後、その一家の皆が集う居間に安置してある。 机の上で、家族のさまざまな思いをこめた小物と一緒に並んでいるのであ...
 猫とオンナは・・・
    猫は犬と共に、有史以来何千年、人間の暮らしの中で生きてきた動物である。 古代エジプトの出土品に猫の立像があることからも、その「のれんの古さ」は知れよう。 猫はライバルの犬とは違い...
 ジジの贈り物
    先回は、ご近所のジジを送る詞を、飼い主さんの了承を得てこのブログに載せました。  その一家のお母さんから、お通夜の晩にジジの俤を見たと報告がありました。 室内をジジの影が動いてい...
 ジジ、ありがとう
    ご近所の猫ジジが天国へ旅立った。 心臓発作で倒れて3日、ジジは家族の励ましに答えようと、最期まで生きる努力を続け、自力で水飲み場やトイレに行こうと頑張っていた。    8...
 オトナ猫が面白い
    子猫が可愛いのは当たり前である。 肉食の哺乳類の子には、独り立ちするまで親が必死で生きるための技を教え込む。 「私はまだコドモです。保護してください」と周りにサインを発し、毎日遊...
 マルコ(ぶんのメル友犬)から
    今日はオレの文通友達犬のマルコくんを紹介したいと思います。 お互いまだ顔を見たことはないけど、時々メールで近況を知らせあっています。 以下はマルコくんの心境を綴ったものです。 ...
 何がニャンでも世襲制?
    ニンゲンは「金と権力」が大好きだ。 しかも、それを血を分けた我が子に伝えなきゃってんで大騒ぎ。 その子の出来は二の次なんだ。 人類の歴史上、数え切れないほどソレが失敗に終わってる...
 ぶん大明神
    私はぶんのおかげで、どんなに毎日を快適に過ごしていることだろう。 まだ「勤労感謝の日」には早いが、ぶんに感謝状を贈りたい気持ちだ。 まず、拾った猫たちを文句も言わずに育て、日々仲...
 猫世界の仁義
    我が家の3匹の猫の暮らしの中に、近頃の人間サマが忘れてしまった「節度」を見ることがある。  それが一番顕著なのが、食事時である。 代々、捨て猫が拾われて我が家の一員になってい...
 2008年盛夏
    「ホウ!」と新聞を読んでいた母ちゃんが声をあげた。 近頃珍しく、心温まる記事をみつけたらしい。 ある猫が2軒の家の間で、「郵便配達」をしているという。 首に手紙袋をかけてもらって...
 2008年7月
    昔から、ペットという言葉が嫌いである。 そういう人も結構多いらしく、それならとコンパニオンアニマルなる言葉を考え付いた手合いもいるが、とにかく片仮名で表すのが嫌いである。 これら...
 2008年6月special
  今回はご近所の猫仲間さんをご紹介したいと思います。 生き物を愛し、それによって生ずるさまざまな問題を抱えながらも共に暮らし続ける人々が、私は好きです。 自分自身が不調の時も、そんな人々が周囲...
 2008年6月
    この1週間、寝不足である。 バカ子猫のトメが、深夜、部屋中駆け回った挙句、カーテンをフックごと引きずり下ろし、派手にバサッと落とす音で目が覚めるのである。 末っ子ということで、ト...
 2008年5月
    このところ、トメが凶暴化して困っている。 桜花も散り、目に染みるような新緑の季節となって、たまに家にいる半日くらい、ゆったりと過ごしたいのに、相手は私の情感を解し得ない。 とにか...
 2008年4月
      先日、所用があって家を2日間留守にした。 こういう時、頼りになるのは、ペットホテルではなく、ご近所の「猫飼い仲間」である。 猫は自分のニオイを嗅げる空間(縄張り=テリ...
 2008年3月
  俳句の世界では「猫の恋」と言って、春先に「お相手」を募集する猫たちの声が季語となっている。 本能のなせる業で、彼らに罪はないのだが、いかんせん、この騒がしさを嫌う人間サマが多いので、飼い主...
 2008年2月
  寒かった今年の冬も終わりに近づき、春めいた陽ざしに心が浮き立つのを感じると同時に、妹ムスメが発情を迎えた。 自然の摂理は恐ろしい。 毎夜、悩ましげな大声で鳴く。  忘れもしない、去年の9月11...