動物のお医者さん

  いや、参りました。この10日間、ぶんのデキモノが悪性だったらどうしようと思い悩み、仕事もうわの空、情けないありさまで。中古品の我が身もこの頃いろいろ傷んできておりますが、放置してあります。健康保険証、あまりにも使ってやらないので、怒って姿を消しちゃいました(=紛失したかも)。
 

  それなのに、同居猫の体の異変にはことさら敏感で、今回もぶんのデキモノに大騒ぎをし、泣いて嫌がるのを無理やり箱にブチ込んで受診。触診のあと、「腫瘍ですね。良性か悪性かは、切除して、ブツを病理検査に出さなきゃ判りません」という獣医師の言葉に目の前が真っ暗に。手術は全身麻酔なので、誓約書の「猫の体質によって起きた不測の事態には責任を持たない」の項目には貧血を起こしそうになりました。
 検査の結果を待つよりも先に、試練があったわけです。全身麻酔から意識が戻ってこなかったら、そのままお別れか? 私自身は20年前に全身麻酔で手術を受けたことがありますが、その時、周囲の人々はさぞや心配したことでしょう。遅ればせながら、やっと、そのことに思い至ったわけです。
 

  幸い、ぶんは無意識の世界から無事帰還。検査結果も良性の「脂肪腫」と出ました。数年前、放浪の末、我が家で暮らし始めたぶん。その後、飼い主が次々に拾ってくる子猫のお守りをし、今では一家の兄貴株。2匹の妹分は兄ちゃんを追い回し、蹴りを入れ、枕代わりに使うなど、わがままの限りを尽くしています。それだけ、兄貴に甘え、兄貴を愛しているのでしょうけど。また、飼い主まで「ぶんに看取られて死にたい」などと勝手なことばかりほざくので、ぶんは迷惑がっています。 
 

  ちなみに、病理検査証を見ると、かつて私が愛読したマンガ「動物のお医者さん」の舞台、北海道大学獣医学部に近い(付属の?)検査機関の住所が記してありました。検査に10日もかかるのは、摘出物をここまで送るからなんですね。なんだか、あのマンガとつながりが出来たようで、不思議な気持ちです。

  

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