先日、所用があって家を2日間留守にした。 こういう時、頼りになるのは、ペットホテルではなく、ご近所の「猫飼い仲間」である。 猫は自分のニオイを嗅げる空間(縄張り=テリトリー)でなくては安住できない厄介な生き物なので、飼い主が家を離れる時、エサとトイレ等の世話をしてくださる方が近くにいれば大安心である。
いつもお世話になっているご近所の一家に前もって鍵を預け、3月31日の早朝4時に家を出た。 出かける前は、猫どもが二日間ワルサをしないよう、ご迷惑をかけないよう、数多くのチェック項目がある。 まず、ぶん。 コイツはスーパーのビニール袋を見るとやたら嬉しがって中に入り込み、取っ手のところで首を巻かれて、目を白黒させた経験を持つから、袋類を置けない。 次にちび。 布団カバーの小さな裂け目から内部に入り込んで出られなくなったことがあるので、布団を畳んで置いていくことなど、もってのほか。 最後にトメ。 台所の廃油壺にカラダごと浸かって舐めまくった後で本当に死にそうになった(私が家を空けた数十分の間の惨事)。
その他、電話のリダイアル・ボタンを押して電話をかけてくれたこともあるし、冷蔵庫の製氷室を開けて勝手に氷をほおばっていたこともある。 台所の流しの三角ボックスから、好きな生ゴミを引っ張り出しては床に並べてあったことも。
だから、日常の出勤時も大変なんすよ~。 冷蔵庫には布ガムテープ張ったりしてね。 それが、一泊以上家を空けるとなると、いろんなブロックしなきゃならない。 それをまたキャットシッターさんに伝えておかねばならない。 いやあ、クセの強い猫を複数飼うのって、つくづく骨が折れるのであります。