7月某日。数年前、「黒猫ぶんの子育て日記」にお便りを下さり、それがご縁でお付き合いをさせて頂いている新潟のEさんが、我が家に立ち寄られた。3匹の拾い猫、兄貴株のぶん、姐御のちび、三下のとめ、以上3匹に会いに来られたのである。
近所の猫友達Hさんも加わって、賑やかな女子会ランチとなった。
ブログ画面でしか3匹を見ていなかったEさんは、現実の彼らを見て大喜び。さっそく、ぶんを見つけて、「まあ、ぶんちゃん、男前~」とほめて下さる。それで調子に乗ったぶん、「あっしはこんなにマメな男ですぜ」と言わんばかりに、ちびの毛づくろいを丹念にやり始めた。
ここで改めて我が家の猫事情をお知らせしておかねばならない。ぶんは、実は美猫のちびがお気に入りで、常日頃、彼女の後を追い掛け回している。ブサイクなとめはそれを承知の上で、ぶんを慕って歩くが、彼は一顧だにしてやらない。
で、事件は起こるべくして起こった。ちびの全身をを舐め回していたぶんに、私がとめを押し付けたのである。「おまえなあ、こいつも構ってやれよ」と。するとぶん、2回ほど面倒くさそうにとめの頭をチョロッと舐めて、「これでいい?」とばかり、私を顧みた。そして、まずいモノでも食べた後の「口直し」をするがごとく、台所の食事場所に向かったのである。
「それはないんじゃないの?」、「ひどい、最低のオトコ!」、と、我々の中からごうごうと非難の声が上がる。オバサン連を怒らせて人望を失ってはと不安になったのか、彼は仕方なさそうに戻って来てとめの毛づくろいを再開。
まったく、オトコって、猫も人間も同じですねえ♪ 我々は涙が出るほど笑いころげた。Eさんには、初対面・短時間で我が家の猫社会を理解して頂ける、絶好の機会であったと言えるだろう。
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