3人兄弟(姉妹)性格形成論

 

   人間でも3人兄弟(姉妹)というのは興味深いものだ。 一番上は、子育てが初めての両親が力み返って慎重に育てるものだから、よく躾けられた「いい子」が多い。 ただ、自分自身の判断で困難を乗り切って行くエネルギーには乏しいようだ。 二番目は、親も経験を積んで余裕が出来、手綱をゆるめることもあるから、部分的には自主的な行動が可能な人間になる。 かつ、兄や姉の、親との関係を見ながら育つので、要領のよさを身につけることも頻繁だ。 末っ子はもう、親の気力(統制能力)も弱まり、周囲も甘やかすので、やりたい放題やって伸び伸びと育ち上がってしまう。
 

   ウチの猫3匹は、血のつながらぬ元捨て猫同士だが、一緒に暮らしているうちに、なんとなく、この「3人きょうだい性格形成パターン」を踏襲しているから笑ってしまう。 ぶんは、いつも心穏やかで行儀よく、私(母ちゃん)の意に沿った行動をする。 二番目のちびは、私の目の届かぬ所でワルサをしているのだが、決してシッポを出さない。 時々、兄貴のぶんに「あんた、もっとシッカリしておくれよ」と檄を飛ばしている。 

   そして、末っ子のトメ。 もう拾ってから1年以上経つのに、いまだに骨柄小さく子供顔。 それでもってお客さんたちが「きゃあ可愛い~」などと甘やかすものだから、怖いものなし、我が家で最強の生物となり、日々、家具などの破壊活動に専念している。 もちろん私(母ちゃん)は激怒。 ぶんはそれを見て図式どおりオロオロし、ちびは旗色を見ながらどちらの陣営につくかを決めるのだ。

    

にほんブログ村 猫ブログへ

←ご覧になってからここをポチッと
←押して下さると嬉しいです。
←ありがとうございました