今回は、前回との絡みで、「猫」が登場する川柳を集めてみました。 登場する淳さんは全国的に有名な川柳作家で、新聞・雑誌等で幾多の賞を受賞されている、人格・識見共に優れたお方であります。 母ちゃんは淳さんが職場の大先輩であることを、たいへん誇りに思っています。
猫と子がおんなじ向きに寝てる午後 淳 (毎日新聞に掲載)
モッタイナイ猫しか聞かぬ俺のギャグ 淳 (新作)
リストラで猫の額の庭も消え 猫婆①
猫の目もついていけない議会案 猫婆②
永田町猫もあきれて暇を取り 猫婆③
猫婆はもちろん母ちゃんであります。 身の程知らずの暴挙ですねえ。
気の毒に、オリジナリティの発想がないもんだから、常套句を踏んでごまかしています。
① 猫の額 → 土地の狭さを云う
② 猫の目 → 猫の黒目の面積が光量によって変化することから、方針などがコロコロ変わることを云う
③ 単に、「こたつから猫もあきれて顔を出し」をパクッただけ。
母ちゃんなりに、昨今の政治経済の状況を表したかったらしいです。 ぶん苦笑。