48 歴史オタク?

 

   歴史オタクの母ちゃんが喜んでいる。 昨年に引き続き、お茶の間では知名度の低い歴史上の人物がNHK大河ドラマの主役となったからだ。 母ちゃんは以前から、何故、上杉鷹山とか、天璋院、直江兼継、のような実力派の人物にスポットライトを当てないか、と憤っていたのだ。 いや、主人公は武士ではなく、加賀の銭屋五兵衛のような商人だっていいではないか。 さらに言えば、名もない庶民の目から見た政変や動乱だっていいではないか。

   母ちゃんは、パソコンのWordで「てんしょういん」が漢字変換されないことに腹を立てた。 あの戦国時代の謀反リピーター松永久秀でさえ、ちゃんと変換されるのに! と訳の分からない文句を並べている。 松永の行動については、これも賛否両論、信長の性格と併せて考えなければならないが。 Wordの漢字変換については、いかに知名女性であっても、夫と死別して剃髪した後の院号まで手が回らなかったのであろう。

   それにつけても、日本人の「歴史知らず」には呆れ返る。 各国の人々が集う場で、留学生レベルから政治家レベルまで、自分の国の歴史を語れない阿呆は日本人だけだそうだ。
(この場合、語学力は別とする)  母ちゃんはもちろん「民族主義」や「国粋主義」を標榜する者ではない。 が、歴史というのは、過去の政権の過ち・失敗の記録でもあるから、それを学ばず、知ろうともせず、どうして自国の未来を語れるのか? 
 

   猫だって、そのくらい、わきまえてるぞ。 オレは漱石サンちの猫のことは研究済みで、それを超えた存在を目指しているのだ ・・・あ、スミマセン、身の程知らずの暴言でした~。(今、母ちゃんがオレをどついています)

   

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