ぶん ボクのシッポは短いダンゴシッポです。 ひくひく、としか動きません。
とめ あたいは、けばけばの洗ってない絵筆みたいなシッポ。
ちび あたしのはすんなり長いしなやかシッポ。
司会者 えー本日は、猫のシッポがどのような働きをしているかについて、皆さんに検証していただく集いであります。 まずは、とめさん、何か?
とめ あたいは別に何も。 シッポで何かしようなんて考えたことないし。
ぶん ボクは感受性豊かで、本当はいろいろシッポで表したいんだけど、何しろ動かないもんだから、あきらめています。
とめ 何を表したいんだよ、えっ? ちゃっちゃと言いな、このボケなす。
司会者 あ、出場者同士の非難中傷は極力抑えていただきたいと・・・
ちび んなコト言ったって無理だよ、司会者さん。科学は事実を土台にして発展していくんだ。
司会者 はあ。 どうも・・・そう言われると。
ちび ぶん兄さんはね、小刻みなシッポの動きで飼い主に訴えたいことが山ほどあるんだけど、飼い主のオバハンが無頓着で困ってるんですよ。
司会者 それはどういう?
ちび そこにいるガラの悪い少女Tが原因です。 あたしだってね、飼い主にサイン送ってますよ、毎日。 あたしのシッポ、長いから。 くねくね揺らして「ぴっぴ、ぴっぴ。 母ちゃん、ぶん兄さんの我慢、限界に来てるよ~」とか。 「ぴっぴ、ぴっぴ。 アイツどうにかして~」とか。
ぶん ちび、ボクのシッポがほとんど動かないから、代弁してくれてたの?
ちび どっちにしたって母ちゃんが鈍感だから何にもならないけどね。
司会者 ではお二方は、脳とシッポは直結・連動している、と。
ぶんちび そうです。
とめ ケッ! 何だ何だ、黙って聞いていればいい気になりやがって! あたいのワルクチばっかりじゃねーか!
司会者 ま、まあ。 とめさん落ち着いて。
とめ あんた、最初からあの二人に籠絡されてたろ、えっ? いくらもらった!
司会者 す、すみません・・・チクワ一本とカニカマ一切れ。
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