ぶん ああ、やっと、いつもの日々が戻ってきたね。
とめ うん。姉ちゃんのパニックも収まったし。
ちび あたし、最近セリフもらえなかった。出番は威嚇音の「しゃーっ」だけ。
とめ しょうがないじゃん。あれだけ荒れ狂ってたんだもん。
ぶん いったい何だったんだよ、おまえのパニックは。
ちび え、へへへ・・・
とめ 姉ちゃん、笑ってごまかすなよ。
ちび だって、怖かったんだもん。
ぶん 何が?怖い思いをしたのはオレだろ。箱にブチこまれて病院行って、全身麻酔で手術されてさ。おまえは家でのうのうと暮らしてたんじゃないか。
ちび 母ちゃんの様子がヘンだったから・・・いつになくオロオロしてさ。
ぶん おまえ、母ちゃんには絶対服従だもんな。じゃあ、何かい? 母ちゃんの不安定な精神状態がおまえに乗り移ったというわけかい?
ちび ま。まあ、そういうことかな。
とめ 納得できねーぞ!そんならテメェひとりで落ち込んでりゃいいじゃねーか。何もみんなにシャーシャーやるこたぁねぇだろ。
ちび そ、そこまで言わなくたって。え、え~ん。
母ちゃん ま。まあ、いいじゃないか。ぶんのデキモノも良性だって判ったんだしィ。
とめ だいたい、母ちゃん、あんた普段エラソーにしてるわりに、非常時の覚悟が座ってないんじゃねーの!
母ちゃん あ。ハイ、すいません。その通りでござんす。
ぶん みんな、オレのことで揉め事起こすのやめてェ。「雨降って地固まる」っていうじゃないのォ。こういう時こそ、仲良くしなきゃいけないのにィ。
ちび このネタ振ったのは兄ちゃんだよ!
ぶん あ。ハイ、すいません。これから健康にも気をつけます。うへえ~。
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