92 兄貴の威信回復

ピカッ、ゴロゴロ、ドッカ~ン!
ちび   「きゃ~っ」
とめ   「うっひゃ~、怖いよぉ」
時ならぬ冬の稲妻に、我が家の肉食系女子どもは顔色をなくし、家中を駆け回っております。
ぶん   「ん? なんだ、なんだ。おまえたち、何をそんなに騒ぐ」
我が家でただ一人の男子(草食系)は平然。
ちびとめ「だってぇ、雷サマが、あんなに暴れてるよ~」
ぶん   「まあ、ここに落ちることはないだろ」
ちび   「兄貴は平気なのかい?」
ぶん   「騒いで何になる。落ちたら落ちたで仕方ないだろ」
とめ   「兄貴ぃ、以外に強いんだね」
ピカッ、ゴロゴロ、ドッカ~ン!
ちびとめ「ぎゃ~」
母ちゃん 「ぶん、よかったね」
ぶん   「何で?」
母ちゃん 「日頃女どもにバカにされてるから、威信回復じゃないか」
ぶん   「えへ・・・」
どっどっどっどっ(ちび・とめの逃げ回る音)
ぶん   「あっ、痛い。母ちゃん、こいつら、おれを突き飛ばしたぁ」
ま、単に鈍くてトロくて物ぐさなだけなんですけど、ぶんの名誉のために黙っておいてやりました。

 

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