105 母ちゃん、挙動不審
ちび 「ねえ、兄貴。母ちゃん、この頃、挙動不審じゃない?」
ぶん 「う~ん。実はオレも気になることがあるんだけどね」
ちび 「時々アタシたちの残りゴハン、ビニール袋に包んで, 出かけるんだよね」
ぶん 「どこかの猫にやってるのかなあ」
3ヶ月くらい前から、突如近所に出没するようになったオトナ猫。それほど困窮しているとも見えないが、とにかく母ちゃんに付いてきてベタベタに甘える。不幸な事に、この方面の想像力が異常に発達した母ちゃん、[飼い主か、またはエサをやってたこの辺の婆ちゃんが、施設に移ったか亡くなったかして、このコは路頭に迷う事になったのでは]、と思い込んで、時折給餌する。
とめ 「あたい達という者がありながらさぁ。稼ぎも無いくせに」
あたかも、甲斐性の無い一家の主人が浮気をして、外に愛人をこしらえたかのような非難を浴びている(であろう)。
ちび 「ノラ猫にエサやってると、近隣の迷惑とかうるさく言ってくる人もいるんだよね」
ぶん 「じゃあ、本当に迷惑行為してるのは誰なんだ、ニンゲンじゃないかって、母ちゃんは言いたいんだろうけどなあ」
地球環境や生き物たちを酷い目に遭わせ続けてきた張本人のニンゲンたちも、この頃は元気が無いけれど・・・
母ちゃん 「この狭いマンションの1室に、オマエたち3匹と私が暮らしていて、その他にもう1匹を背負い込むとなるとなあ」
母ちゃんの苦悩は続きます・・・
*このコは雌ですが、おそらく避妊手術済み(発情しない)、性格温和、人に可愛がられていたのだと思われます。
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