「ある日の猫一家」その38   それぞれの接待

 

 

「わ~い、お客さんだ! うおりゃ~っ」

     
 

「このお客さんはアタシのものだよ~ん!」 

「ど、どうも。 でも爪立てないでね」

     
 

「お客さん、ボクはあんな乱暴しないヨ。 だから抱っこ~」

「ひえ~っ。 お、重いっ」

     
 

「ふん。 どうせ、アタイは人付き合い出来ないハグレ者さ。 オマエだけが友達なんだよ・・・」