「ある日の猫一家」その46   ぶんの本音

 

 

トメ、今日もパワー全開で遊んでいます

     
 

「・・・ねえ、トメ、たまには兄ちゃんにソレ貸してくれないかな」

「いいよ、あたし、飽きちゃったから」

(もう他のモノに目が移ってる)

     
  「ああ、オレの子供ん時のオモチャ! オレのものだ、もう誰にも渡さないぞっ」
     
 

「姉ちゃん、兄ちゃんがヘン。 大丈夫かな」

「まあ、いろいろ苦労も多いから、放って置いてあげようね」