「ある日の猫一家」その50   チビ、もの思う秋

 

  秋です。 風がキンモクセイの香りを運んできます。
     
  こういう季節は、いくらコワイ姐御のアタシだって・・・
     
  さすがに「来し方行く末」を思い、反省するのです。
     
 

「お兄ちゃ~ん、いつもバカにしててゴメン」

「チビ、いいんだよ。 オマエ、本当は寂しいんだろ」

(チビ、その気持ち、1日もてばいいなあ。 母ちゃんより)