母ちゃんのよれよれイタリア一人旅(1)

  この夏、母ちゃんは無謀にも一人でイタリアを旅してきた。 初級程度のイタリア語で何とかなるだろうとタカをくくって。 案の定、あちこちで迷子になり、地元の人々に助けていただくこと数知れず。(人々は母ちゃんの拙い伊語を辛抱強く聞いてくれた)

写真はローマ近郊、オルビエートの大聖堂
  オルビエートにも猫の「エサやりおばさん(おじさん)」がいて、このコたちは何とか暮らしていけるらしい。
  さらにチヴィタという崖の上の村を訪れる。ガイドブックにも載っていない隠れた名所。 「天空の城ラピュタ」と呼ぶ人もいる。母ちゃんの長い間の憧れの地。

ちなみにここの情報はすべてインターネットのブログで集めました。記事を書いてくれた人々に感謝します。
  中世の姿のままの住宅。近年は人口20人ばかり、「死にゆく町」と呼ばれたが、ごく最近は観光化されてカフェやレストランもある。
  イタリアの腕白小僧。母ちゃんに人懐こく話しかけてきて、離れない。日本の子供より、素直で可愛いな。そう言えば、イタリアではゲーム機にのめりこんでる子なんか見なかった。
  チヴィタにも猫がいる。このコは日本の白黒猫と同じだね。
  1時間も歩くとすべてが見て回れる、小さな村。
  母ちゃん、ナポリに向かう。この街のバスや電車、タクシーが怖いので(スリ、ひったくり、ぼったくりが多い)、クソ暑い中、ひたすら歩く。 毎日10キロは歩いていた。

写真は国立博物館
  ギリシャ・ローマ時代のすばらしい彫刻がたくさんある。
  これは酔っぱらった牧神。神様も「う~い、酒でも飲まなきゃやってらんねえや、ひっく」なんて言ってたのかな。
  見事な文化財とは対照的な、ナポリの街の汚さ。教会の前のゴミ置き場でさえ、このありさま。 ちなみに通りは煙草の吸殻、犬の糞、その他ありとあらゆるゴミが散らかっていて、悪臭を放っている。
  我らが母ちゃんはそんなことでビビリはしない(=鈍い)。
屋台の店でアランチーニ(ライスコロッケ)を買ってほおばる。めちゃくちゃ安くておいしい!
  ナポリの市民はベスビオス火山と共に暮らしている。
  ここは世界遺産のエルコラーノ。
  ポンペイの遺跡と似ているが、こちらの方がこじんまりとまとまっていて見学しやすい。
  これは2000年前のレストランの跡かなあ。立派な設備だね。どんなメニューだったんだろ。

母ちゃんの旅はまだまだ続きます。第2部、第3部も読んで下さると嬉しいです。(これから書きます)

*母ちゃんがイタリアをうろちょろしていた間、オレたちは近所の人に世話してもらっていました。ありがたいことです。
          留守番猫代表: ぶん

 

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