「ある日の猫一家」虎視眈々

 

爪研ぎ台を独占中のちび

「ふんっ、おまえは来るな」

とめを威嚇)

     
 

 辛抱強く、じっと待つとめ

「姐さん、あっしにも使わせておくんなせえ」

     
 

 とめ「やっとだ~」

この時ばかりは、りりしい顔つきになります。

     
 

 後がいけない・・・

姐さんはこんな寝相を見せたことはかつて一度もありません。